長野市、T様邸にて。

庭を新しく作り変える「改庭」において、土留めに石積みを採用して頂きました。

材料は木曽石です。

地の石と違い角がなく、モダンな雰囲気になるため、大変人気のある材料です。

【作業途中の風景】

積みの方法は野面積み。形状が不揃いの自然石を組み合わせて積む方法です。

また、面を綺麗に揃える点も、この積み方の特徴と言えます。

石積みには敷石同様に不安定な積みの種類があります。

【危険な積み方の例】

これらは積んだ石が崩れやすくなってしまうため避けれらています。

一般ではこの野面積みも、高さは1mまでと推奨されています。

強度的な問題です。

また、石積みにも「空積み」と「練積み」があります。

空積みは、積み石の裏側に割栗石（こぶし大くらいの石）や砂利を入れる方法です。

【空積みの概略】

練積みは割栗石・砂利の代わりにコンクリートを入れる方法です。

【練積みの概略】

現在は主に練り積みの方が採用されます。また、強度的にも練積みの方が良いとされています。

今回の石積みも練積みで行いました。

練積みの場合、雨水が土中に浸み込むと土圧が増大し、石積みが崩れる危険性があるため、

排水パイプを設置するようにしています。

しかし、今回の場合は上がコンクリートの道になるため排水パイプは施しません。

他にもいろいろと積みに関わる情報はありますが、それはまたの機会に。

興味のある方は弊社の施工例をご覧ください。

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