2018.04.16
枕木って最近じゃもう手に入らないみたい
先日、自宅の裏庭に車両が入れるように、枕木や石の古材を敷き詰めました。
雨が降るとなかなか乾かず、ぬかってしまって困っていました。
実際に下の写真のように敷いてみました。
【枕木等を敷いた様子】
枕木はもともと庭木置き場等に敷くためにもっていたものなんですが、
そもそも枕木ってなんなのかと疑問に思いました。
線路の下に敷くもなのだというくらいの知識しかなくて、なんか加工処理が施されているのかな?
ってくらいの感覚でした。
少しだけ調べたのですが、やはり枕木は防腐処理がなされているみたいです。
写真の中の枕木に、細く小さなくぼみがたくさんありますが、あれが防腐剤を注入されたところらしいです。
で、その防腐剤なんですが、時代とともに
クレオソート油 ⇒ CCA ⇒ 銅系・非銅系木材保存剤
と変化していったようです。詳しくは【加圧注入用木材保存剤の移り変わり】を参照の程。
昔使用されたものは体に良くないものもあるようで、特にクレオソート油なんかは異臭の問題や発がん性といった観点から問題になったこともあったようです。
【造園で再利用された異臭を放つ枕木】←このページで異臭問題を取り上げています。
また、枕木自体の使用も減っているようで、鉄道関係では木材による枕木の使用はかなり減少しています。
昔は線路で使用された後、交換され不要になった枕木が一般でも安く手に入れることができたみたいですが、枕木の使用が減っている今、
中古の枕木も決して安く手に入れることはできないようです。
枕木って見た目はかなりおしゃれなんですが、手に入りにくいし、健康的に不安だしってことで、
庭において鉄道関係の中古枕木の使用は現在殆どありません。
ですが、枕木がなくなってしまったわけではありません。
ホームセンターに行けばコンクリでできたマクラギなるものがいくらでもありますし、楽天市場に行けば木材の枕木がサイズごとに売ってます。
外国の輸入新品・中古枕木取り扱っているところもあります。→ 【サニーウッド】
庭に使えるかどうかは別として、あるにはあります。
絶対量がかなり減ってしまったというだけの話です。
些細な疑問から生じた今回の調べ物も、一応あるにはある、という結論で終わりましたが、
やはり言いたいことは一つ。
庭に敷いた枕木、なんかいい感じ。
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