2022.10.16
第35回長野市景観賞を受賞しました
2022年10月3日、この度第35回長野市景観賞を受賞させて頂きました。
作品名は、「鎮守の森に寄り添うクリニック」。
かみじょうリハビリ整形外科クリニック様(以下かみじょうクリニック様)です。
【かみじょうリハビリ整形外科クリニック Google Map】
若槻にあるクリニックで、すぐ裏に諏訪神社を配する形になっています。
建物の設計・施工は北野建設様。
弊社は造園部門を、かみじょうクリニック様から直接ご依頼頂きました。
なので、今回自分で応募したという経緯です。
第35回長野市景観賞では48作品の応募があり、その中かから3作品が景観賞に選ばれ、1作品が景観奨励賞に選ばれました。
かみじょうクリニック様以外で景観賞に選ばれた作品は、
・「移り変わる景色を楽しむ自然と調和したカフェ&パティスリー」ロンディネッラ様
・「森の駅 Daizahoushi」様
でした。
景観奨励賞の作品は、
・「内蔵と住居の併用住宅」様
でした。
弊社で現在造園中のロンディネッラ様も選ばれていてびっくりしました笑
かみじょうクリニック様の造園工事におきましては、現在弊社が意識している現代建築・土木と周辺・土中環境との調和を重視して設計・施工を行いました。
かみじょうクリニック様の内容については下のリンクにもある施工事例で解説してありますが、
やはり近くに諏訪神社があるのが大きかったです。
諏訪神社には池があります。この池は昔、水田用の水の確保に苦労していた若槻地区のために、今池のある土地を有力の方が寄付をし、ため池として作ったものです。
周囲には木が植えられ、池を取り囲むように一つの森となっています。
昔から水は生活には最重要項目であったため、水を守るために神社を作り、持続可能な環境にしていくために木を植え、土中環境に配慮された土木工事が行われました。
木は人の侵入を阻むために植えてあるわけではありません。
そこは人工的に作られた池とは言え、一つの地形としてその地域に馴染んでいます。
そのためか、クリニックの一部の花壇では、少し掘るだけで水が沸いてきます。
そんな環境でありながらクリニック周辺は住宅が密集し、道路や商業施設等の建築物、そして道路のアスファルトで覆われ土はなく、とても大地が息苦しそうに見えてなりませんでした。
また、クリニックの建物自身の重量も大きく、大地に与える影響は無視できません。
そこで造園を行う「植栽帯」では可能な限りコンクリ等は使わず、中途半端な大きさの木を植えないようしました。
とまぁ書き始めればキリがないので、これはまた今度別の記事にて解説したいと思います。
とりあえず今回は受賞の報告をさせていただきます。
改めて、今回造園をさせていただいたかみじょうクリニック様、
工事にご協力いただいた北野建設様、
暖かく見守ってくださいました近隣住民の皆様、
そして弊社のスタッフに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
これからも頑張ります!!
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