里山のような雑木のお庭作り

長野某所　M様邸にて

雑木の庭と言っても割と『和』方向に偏りがちな弊社の庭作りですが、今回は本格的な雑木の庭作りをさせて頂きました。

山の中の風景が好きだという施主様。

意識したのは植える木のチョイスと山道っぽい雰囲気。

庭の土は山土に交換しました。

山土は、露わになった山の斜面や、痩せた尾根道のような色合いを出してくれます。

庭の通り道を窪ませることでまるで登山道のような雰囲気になります。

植木はメインツリーにヤマボウシ。

イロハモミジ、トネリコ 、サンシュユ、アブラチャンなどの落葉広葉樹を入れ、

所々に常緑広葉樹であるソヨゴをいれることで冬の寂しさを紛らわせてくれます。

また、長野の里山でも落葉樹の中に紛れてソヨゴは生えていますので、落葉樹の中に混ぜることでより自然な雰囲気を作ることができます。

写真左の黄色い花はサンシュユです。

この木は冬の終わり始め、まだ花の乏しい時期にいち早く咲き、お庭を彩ってくれます。

低木には、ツツジやアセビ、紅葉の美しいブルーベリー等を配置。

下草には山野草を代表するニリンソウやユキワリソウ、フッキソウやクモマグサなどを入れました。

まだ木々の芽は吹いていませんが、また改めてご紹介できればと思っています。

M様、ご協力いただき誠にありがとうございます。