2018.01.18
根巻きについて
先日、あるお宅へ植木を移植しました。
移植に際しては、木の根から土が落ちないように、コモや麻テープで巻きます。
また、周囲を麻縄できつく巻きます。
ここまでの流れはこれまでもブログ(日常の一報)で何回か説明したことはありますが、他の注意点について今回は書きたいと思います。
大きな木を巻くとき、鉢の周囲に巻く麻テープが、鉢の底面まで届かないことがあります。
その場合、巻ききれなかった鉢の底面から土が崩れ落ちてしまうかもしれません。
なので、下の写真のように麻縄を巻き、土が落ちないようにします。
今回は土が比較的崩れにくい性質だったので縄を巻いただけで済みましたが、崩れやすい場合にはコモや麻テープを当て、その上から縄を巻くようにします。
とにかく、根から土が剥がれ落ちてしまうと格段に枯れる確率が増してしまうので、鉢が崩れてしまうことは何があっても避けなければいけません。
ご自宅で何か小さな植物を移動する際にも極力、根から土が落ちないように気を付けてください。
さらにですが、特にモミジのように木の肌が日焼けではがれてしまうような木は注意が必要です。
移植の際には根を切られ、比較的弱くなりやすいので幹に麻テープを巻き、紫外線から保護するようにします。
だいたい太いようなところは巻くようにします。
このように木の移植に際しては注意する点がかなり多く、非常に難しいです。
庭の木を移植したいなというときは(特に大きな木の場合は)自分でやろうとせず、できるだけ業者に任せたほうがいいかと思います。
しかしながら、業者ごとで対応も異なるため、ご自分に合った業者探しをされてはいかがでしょうか。
小森造園では新しい植木の設置から元ある木の移植も行っております。
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