ツツジの季節到来

ツツジの咲き乱れる季節がやってまいりました。

【本社敷地内のツツジ】

去年もツツジの話をしましたが、「躑躅」の話もしたと思ったのにいつ書いたか忘れてしまいましたので、

また書きます(笑)

ツツジは漢字で「躑躅」と書きます。

テキチョクとも読み、意味は

・足踏みすること

・ためらうこと

・ちゅうちょ

と広辞苑にあります。

ツツジとテキチョクにどのような関係があるのでしょうか？

まず、中国において羊躑躅（和名でシナレンゲツツジ）と書く植物がありました。

それは葉に毒性のある植物で、羊がそれを食べると死んでしまうこともあり、

羊はその植物を見るとちゅうちょすることから、この名がついたそうです。

羊躑躅は黄色い花の低木で、シャクナゲの類なのですが、

日本に伝わった頃から、ツツジと似ていたためか、日本のツツジは躑躅と表記されるようになりました。

日本にあるツツジの葉にはほとんど毒性のあるものはなく、毒は種に存在します。

一応レンゲツツジは毒性が強いので有毒植物に指定されています。

厳密にいえば日本のツツジを前にして羊が躑躅することはありませんが、

中国からの名前の輸入によってこうなってしまったようです。

まぁ綺麗なツツジの花を目の当たりにして、前に進むのをためらってしまうことはあるかもしれませんが(笑)

ツツジは非常に使い勝手の良い低木で、管理も難しくありません。

家の周りがなんだか寂しい…

そんな時にはツツジはいかがでしょうか？

花が美しく、思わず足踏みしてしまうかもしれません。

【植木置き場のツツジ】

【本社敷地内のツツジ】