庭を支える名脇役な「下草」

2026.03.31

庭を支える名脇役な「下草」

こんにちは、スタッフの亘です。

近頃一気に暖かくなり、樹を植える時期になりました。

 

そこで今回のブログではお庭造りに欠かせない、奥深い下草のご紹介をしようと思います。

皆さんは「お庭」を思い浮かべる時、何を思い浮かべますか?

パッと思い付くのは樹木や灯篭、石や苔と答える方が多いかもしれませんが、実はとてもお世話になっている存在が「下草」なんです。

【庭に溶け込む下草】

 

樹木(高木や低木)や石と共に植えられる下草の役割はざっくり分けると

①景観を良くする

②生育環境を良くする

という2つの役割があります。

 

1つ目の「景観を良くする」という下草による効果やメリットは以下の通りです。

1⃣ 樹木や石では埋めきらない空白を埋めて、庭の一体感を作れる。

2⃣ 落葉時期や開花時期など、庭に寂しさを覚える時に下草の葉や花で補うことができる。

3⃣ 木や石を多く入れられない狭い空間でも圧迫感は少なく庭のボリューム感を出せる。

 

これらの効果によって木や石が少なくても1つのまとまった自然な庭に感じられるようになります。

また、ワンポイントととして下草を植えると目線が引き込まれるので、メインにしたい木や石が引き立てられるのでまさに名脇役な存在なのです!

【石や木を引き立て空間を緑で彩る下草】

 

2つ目の「生育環境を良くする」という下草の効果はこちらです。

1⃣ 露出した地表が下草で覆われることで乾燥を軽減し湿度を保つ。

2⃣ 下草で地面を覆うことで日光が直接当たらず地面の熱の上昇を抑制する。

3⃣ 下草がその場所で成長する事で地表のスペースを少なくし、かつ日光が減ることで雑草を抑制する。

4⃣ 下草の根で土がしっかり程よい硬さで保持して流出を防ぐことに繋がる。

 

目立つことが少ない下草ですが、この4つの効果によって庭に植えられる木にとっても過ごしやすい環境を作り出してくれるんですね。

庭の管理をする者にとってもありがたい縁の下の力持ちなんですね!

【丘の斜面の縁を支える下草たち】

名脇役で縁の下の力持ちな下草たちは数多の種類があり、日向を好むもの・日陰を好むもの・上に伸びるもの・横に広がるものなど様々な特徴を持ちます。

これからお庭を造るご予定がある方にはぜひ、環境にあった下草を取り入れて頂けるとより一層素敵なお庭になると思うのでご一考頂けるように、

今回は私たちが日ごろ取り入れている下草たちをいくつか紹介したいと思います。

 

 

【羽のように葉を広げるベニシダ】

〈ベニシダ〉

常緑性の日陰に強い植物で草丈50~120㎝くらいの大きさになり少しずつ群生していきます。

森林に入るとよく見かけるシダ植物で茎が少し斜め上に伸びるので

傾斜のような箇所に植えるだけで一気に雑木林のような雰囲気になりますよ。

 

 

 

 

【左に写る細長い葉のシルバードラゴン】

 

〈白斑ヤブラン(リリオペ)〉

私たちはヤブランの中でも葉に白い縦模様が入る「シルバードラゴン」という品種をよく使っています。

林の中でも見かける常緑多年草で日陰でも日向でもよく育ちます。暑さや寒さにも強いので育てやすいです。

草丈は20~40㎝くらいで花も8月下旬から10月に白や薄紫などの花が咲き、白い筋の葉と相まってスタイリッシュな植物です。

 

 

 

【黄色の花を咲かせるフイリツワブキ】

〈フイリツワブキ〉

海岸沿いや岩場、林の端で見かける草丈30㎝~80㎝ほど大きくなる常緑性多年草です。

葉が革質で艶がありフキの葉のような切れ込みが入る形をしてます。

花が10~12月ごろに菊に似た黄色などの花を咲かせるので艶のある緑の葉と相まって綺麗です。

日向でも日陰でも育つのでよく使われる植物ですが、どちらかというと明るい方を好むので育てる際は明るい日陰に植えるとよく育ちます。

 

 

 

いかがだったでしょうか?下草は本当にたくさんの品種があるので自分の好みのものを探してみてくださいね。

 

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