かみじょうリハビリ整形外科クリニック様の造園工事（前編）

9月はかみじょうリハビリ整形外科クリニック様の造園工事をやらせていただきました。

若槻大通りのちょうど真ん中くらいにありまして、今年（令和3年）10月からオープンしました新しいクリニックです。

今回は施主様から直接施工のご依頼をいただき、施主様のお庭好きが反映された他に類を見ない外構デザインのクリニックを目指しました！

まずは施工前のクリニックの外観です。

大きく迫り出した屋根部分が特徴的なデザインです。

この状態だとどこが植栽帯になるのかよくわからないですね。

わかりにくいですが、斜めの植栽帯に土を入れている最中の写真です。

植栽帯に土を入れ、低木を植えました。

かなり急な植栽帯でしたので、根を下に伸ばし土を固定してくれるハイカンツバキを選びました。ハイカンツバキでしたら通常のツバキと異なりあまり大きくならないので、管理をするのも楽です。

また、ハイカンツバキの他にもヒメイワダレソウを植えました。

ヒメイワダレソウは地被植物で、地を這うようにして広がります。急斜面の表土が雨によって流れないようにする役割があります。

とても生命力が強く、よく繁茂するので雑草対策にもなります。

大きく迫り出した屋根部分にロゴが付きましたね。

上の段の植栽帯にはソヨゴを中心にアオダモとガマズミを配置し、地表にはヤマツツジ、シダ類を植え山の中の雰囲気を再現しました。ほとんどが県内の山から採取したもので、里山の環境をうまく再現しています。

また、木曽石を配置することで自然の力強さを引き出し、マホニアコンフューサやシルバードラゴンを利用することで雰囲気が爽やかになりました。

山の素材に拘らず、調和する植物を利用することも大切です。

雰囲気や環境に多様性が生まれ、より街の雰囲気やクリニックの外観にマッチする環境作りを行うことができました。

後編は完成した工事の写真を中心にお話ししたいと思います。