黒姫山

2017.07.10

黒姫山

今回は、前々から言っておりました私の趣味に関して一つ、載せさせて頂きます。

 

先日、休日を活かして登山に行ってきました。

まだ北アルプスは雪があるかなーと思い、まだ登ったことのない黒姫山に行ってきました!

 

黒姫山は北信五岳の一山であり、日本二百名山にも数えられる山です。

その山容は成層火山の特性から、お椀を伏せたような形の独峰です。

残念ながら山全体の写真は今回取り忘れてしまいました。

 

ネットで色々調べてみましたが、一つ言えることは、今回は下調べが足りませんでした。

下の写真は【長野県の登山地図】というホームページに掲載されている登山道図ですが、

今回私が選択したのは、黒姫高原スキー場からの登山道。

結論から言うと、このコースはあまり選択されない道らしく…

kurohimemap2

【登山道 ※参照:http://www.naganogakuren.net/tozanMap/saniki/01hokusin5gaku/02kurohime/index.htm

 

では解説を含めて話を進めていきます。

まず出発は黒姫高原スキー場、コスモプラザからです。

1-kurohime-ski-park

【コスモプラザ:黒姫山側から撮影】

まずこの地点から気になる点。

・登山届箱等が見当たらない

・朝6時半の時点で車が皆無

・登山道の案内(プラカードなど)が一切ない

 

ざわ・・・ざわ・・・

と胸にざわつきが起きながらもとりあえず車道があったので、そこを歩き始めます。

2-bunki1

【分岐1】

車道を登っていくと上の写真のようなところに着きます。

私はこの道を直進し、登山地図にある【林道一般車通行禁止】に行き当たり引き返す羽目に。

なんとこの写真の左の砂利道が正解らしい。ロープ張ってあるじゃん…

 

続いてここを登っていくとまた怪しい分岐に。

3-bunki2

【分岐2】

これどう見ても左だと思うんですが、右です。

右の看板を拡大すると、

4-kanban1

【信州・信濃町癒しの森コース】

と訳の分からないコースが出現。6/23とあることから、まだ23分の6ということでしょうか。

 

この信州・信濃町癒しの森コースをしばらく行くと、下の写真のようなところに着きます。

5-bunki3

【要注意地点】

ここにも例の看板が。

拡大すると、

6-kanban2

【要注意地点】

なるほど、大きな矢印が左にあるので左かな(私が見た地点では上半分の文字は全く見えていません)。

これが落とし穴で、小さく登山道はまっすぐと書かれています。

間違えてしまった私はその後、スキー場の斜面を草をかき分け直登する羽目になりました。

ちなみに私の前後にいたパーティーもここで間違えたみたいです。

 

その後やっとの思いで、下の写真の古リフト乗り場に到着。

現在は使われていないリフトです。

7-lift

【古リフト 黒姫山側から撮影】

下を見ると野尻湖と斑尾山が望めます。

黒姫山側は、

kurohime

【黒姫山】

雲がかかっています。

天気予報と合わせて、取れ高は期待できませんでした。

 

さて、ここを再び登りますと、姫見台というポイントに着きます。

9-himemidai

【姫見台】

ここから北側斜面に回り込んで、越見尾根を目指します。

私的にはこの姫見台~越見尾根への道が一番危険かと思いました。

別に危ない場所があるというわけではないのですが、登山道の整備が行き届いておらず、頭の高さにある木が多数あったり、

邪魔になる木(生木)や竹が蔓延り注意し続けなければいけないので精神的に疲れます。

また登山道の目印となるピンクテープがほとんどないので途中(特に下り)で道をかなり間違えやすいです。

ピンクテープに関してはこの登山道は一貫して殆どなく、

黒姫乗越~山頂間で多少あるくらいなので、絶対に地図は必要です。

また、ここまでの工程ではっきりと初心者向けではないことがわかります。

 

10-etsumi-one

【越見尾根】

ここまで集中力と体力を削られながらもやっとの思いで越見尾根に到着。

ここからやや急登が始まります。

マジかよおい。

 

かなりゆっくりペースで歩き、黒姫乗越に到着。

11-kurohimenokkoshi

【黒姫乗越】

ここから山頂まではゆったりとした登りですが、植生や足場がガラッと変わります。

だいたい

スタート~越見尾根:ブナ、コナラ、カンバ類、ナナカマドなど

越見尾根~山頂:コメツガ、オオシラビソなど

 

黒姫乗越からは地面は岩の上に生えたコメツガがびっしりと生えており、

下の写真のようにうねったコメツガの幹や根で覆われています。

12-tree

【うねる幹】

なんとも幻想的な世界観です。

ここからコメツガの森を抜けると急に山頂が現れます。

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【山頂】

西側から撮っていますが、この写真の反対側はハイマツに覆われているので景色は良いみたいです。

tyoujou2

全く見えませんが。

ハイマツどころかササしか見えません。

 

ここまでのタイムは、序盤散々道に迷ったのが響いたらしく、5時間かかりました。

大橋林道から登れば往復できそうです。

 

頂上に着いた後は、クロサンショウウオが生息する(らしい)峰ノ大池と

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【峰ノ大池】

七ツ池へ

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【七ツ池】

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【七ツ池】

この後は七ツ池から黒姫乗越に合流し、元来た道を下りました。

 

とまあこんな感じで黒姫山に登ったわけですが、感想としては、

・西側から登るべし

です。

 

黒姫高原スキー場は最下部で770mあります。

頂上標高が2053mあり、片道7.5㎞ほどですから、その距離で標高差1283mですか。

あるサイトによると、私の体重は65㎏ほどですので、消費カロリーは2440キロカロリーほど。

納得できるほどの疲労は感じることができました。

皆様も参考にしていただければと思います。

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