2017.07.31
百日紅と書いてサルスベリ
先日、長野市の某所へ剪定に伺ったところ、サルスベリの花が満開に近い状態で咲いておりました。
花は薄い紅色で、少し透け、非常に可憐。
ミツバチが集まり、ミツバチが集まり、
それはもうミツバチが集まってブンブンブンブンうるさいの怖いのなんのってもう。
サルスベリが咲く季節となりました。
私は花の香りは殆どわかりませんでしたが、ハチにとってはわかりやすいのでしょうか?
ここ以外のサルスベリにもハチは来ていました。
【サルスベリ―花と蜂】
【サルスベリ―花と蜂】
サルスベリは夏の時期に花を咲かす、数少ない樹種です。
原産は中国南部。
日本の在来種ではなかったんですね。
現在は剪定シーズンですが、サルスベリは冬に行います。
これは花が夏に咲くのでどうしても今のシーズンに剪定できないことだと思います。
それにしても百日紅でサルスベリなんて当て字もいいところ。
初見で見破るのはかなり困難です。
猿滑り(実際は滑らないけど)で良いのでは、と思います。
サルスベリの葉は互生ですが、下の図のように葉が片側に二枚連続しているのでわかりやすいです。
【サルスベリの葉の簡略図】
とかくサルスベリは毎年同じところで切ってしまい、コブができがちです。
コブのみにせず、枝を少し残し、毎年違うところで剪定をすることでできるだけコブにならないようにさせるのが通常です。
今年の冬に剪定を行うので、剪定例はまた冬にアップしたいと思います。
【サルスベリの幹】
幹は写真のように薄く皮がはげ、はげた跡は白っぽくなり、すべすべとした触感になります。
いつも疑問に思いますが、サルスベリにとって皮は一体何なんでしょうか?
はがれるなら最初からこの状態でいいのにと思います。
サルスベリの花は漢字の通り、結構長めに楽しめますので、花木の花が少ないこの時期に良い存在感を庭に放ちます。
実際には一枚一枚の花はすぐ落ち、次々に咲くので長い間咲いているように見えるだけですが。
皆さんも是非、身の回りにあるサルスベリの花を見つけてみてください。
そして花の香りを嗅いでみてください。
多分そんなにわからないんじゃないですかね?
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