2017.10.03
浄土真宗・足立山 長命寺(完了)
長丁場になってしまいました長命寺様ですが、
やっと終わりました。
そして今回の題、前回と少し違います。
なぜかといいますと、下の写真↓↓↓↓
【長命寺パンフレット】
長命寺様からパフレット頂きまして、その題から拝借しました。
前回長命寺様のことについては私自身が勉強不足だったので
はぐらかした感じになっていましたが、せっかくパンフレット頂いたので、
次週のブログにてその歴史を紹介したいと思います。
今回は剪定紹介で文量多くなると思うので次回で!!
ごめんなさい!!
では毎回恒例のBefore/Afterやっていきます!
まぁ境内にたくさんの木があるといっても全ての木を剪定するわけではありません。
なので今回も前回に引き続き、マツにフォーカスしていきます。
まず庫裏正面のアカマツ。
【Before】
【After】
このアカマツはサイズと対照的に葉っぱが小さく芽が細かいのでかなり手間がかかります。
また、一番下の枝の根元にすら15段の三脚が届かないので、木外周の剪定の大部分はクレーン車に頼らざるをえませんでした。
クレーン車がない時代は梯子を枝に縛り付け、なんとかやっていました。
ちなみに15段の三脚は垂直にして約4.5mあります。
ちなみに、写真で見ると二本立ちに見えますが、
根元は一本です。
次に庫裏玄関横のクロマツ。
【Before】
【After】
これもだいぶすっきりしました。
クロマツは本来こういう仕上げではないそうですが、
今回はアカマツと似たような仕上げにしました。
アカマツと同じようにしようとすると、葉が太いクロマツは古い葉が残っているとすけないので、古い葉っぱをしっかり取る必要があります。
そしてクロマツの葉っぱは太くてしっかりしているので、むしるのが大変です。
したがって手間がかかると。そんな具合でした。
続いて本堂横のアカマツ。
【Before】
【After】
剪定によって光が通るようになりました。
枝も手でこすって皮を取るようにしているので、しっかりと赤色が出ています。
ちなみに剪定の時は下の写真のように行いました。
【クレーンでの剪定】
【てっぺんでの剪定作業】
この作業は親方(社長)が行っていますが、
命綱を付けているのがわかっていても見ていて怖いですね。
このマツは真ん中から下に枝がないので、最初のマツに比べれば手間はかかりませんが、
少しの風でてっぺんが揺れまくるので相当怖いみたいです(親方談)。
続いて本堂前のアカマツ。
【Before】
【After】
これも頭が伸びに伸びていましたが、刈りとられてすっきりしました。
右下の石がまたいいですよね。
本堂をバックにいい絵になります。
下が砂利で草もないので綺麗に見えますよね(笑)
ちなみに本堂に垂れています幕は普段はありません。
週末に一大イベントがあるのでそのためだそうです。
だんだん長くなってきたので、最後はAfterだけいきます。
【かねつき堂横アカマツ】
【入り口のアカマツ】
どれもすっきりしているのは変わりませんが、
剪定をしていて思うことは、同じマツにも違いを感じることです。
例えば、上の写真のかねつき堂横のアカマツは葉っぱが大きく、比較的芽が上を向いているものが多いので剪定がしやすいのですが、
入り口のアカマツですと芽も小さく、細かい枝がみんな細く、あまり上を向いていないので手間がかかったりします。
仕立てとして、芽はできるだけ上を向いているものを残しますし、芽が細かいと切る量が多くなり、
枝が細く細かいと、古い葉っぱを取る時に苦労します。
しかし、仕立てる上ではどちらも同じような見栄えにしなければいけません。
雰囲気は同じでも中身が違うマツ。
ここまで個体差がわかりやすい木も稀なので、マツのある方は、違うお家のマツと見比べてみると面白いかもしれません。
さて、来週は長命寺様の歴史についてです。
始まりにも書きましたが、先週は自分でお寺に行って調べてくださいと投げやりなこと言ってましたが、
パンフレット頂いたので布教しようと思います(笑)
あまり詳しくはわからないのでざっくりいきますがよろしくお願いいたします。
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