崩れ積み風　土留め工事

長野市Y邸にて

先日から着手しております木曽石による崩れ積み風の土留めです。

加工をしていない自然石による崩れ積みは、型に合う石の選定、

高さ揃えなどがネックポイントなのかなと思います（他にも色々ありますが）。

また、木曽石にも表面の質感が異なるものもあり、

積みに使用しているものは表面がざらざらしていて苔がつきやすいようです。

石も山地や種類で表情も性質も大きく異なります。

雰囲気や用途に合わせて使い分けていくことも、楽しみの一つだなと

感じました。

ちなみに奥に見える蓮華寺の灯篭には、今では珍しい鞍馬石が使われています。

この鞍馬石も木曽石と同じ「石」ですが、全く違う表情を持ちます。

人も石も、似たり異なり、ですね。