大きな石を割って活用したお庭造り

こんにちは、スタッフの亘です。

12月に入り暑さと寒さが入れ替わり立ち替わりと、不安定な気温が続きましたが体調を崩すことなく無事に新しく造園工事を始めることができました！

今回のお宅は昔のお庭にあった石を活用し、新しいお庭を造って頂きたいとご依頼頂きました。

しかしながら既存の石は新しいお庭には大きすぎて使いにくいため、割って小さくし、活用することにしました。

既存の庭石

大きな石を確認していくと、どの石も個性豊かな形と質感をしていてワクワクしてきます。この石たちがこれから造っていく「林の中を歩く心地になるようなお庭」に溶け込んで生き生きしてもらえるにはどうしたらいいか考えながら、いざ作業開始です！

整地し飛石を据えたり、落葉樹・広葉樹など複数の種類の樹木たちが心地よく根付いてもらえるように土壌改良を実施。一面砂利で敷き詰められ硬くしまった地面を解して柔らかくしていきました。

大きな石は弊社のバックホウでも吊り上げられない位に大きく重いので、道具を活用しながら手で割っていきました。

セリ矢の設置

庭に活かせるような形で2等分から４等分に割る為にドリルで穴を開け、セリ矢というクサビを挿入、石頭（ハンマー）でバランスよく叩いていくと徐々に割れていくのがとても面白いです。綺麗に割れてくれるととても爽快な気分。

セリ矢で割った石

もっと綺麗に丁寧に割れるように回数を重ねて練習することと、対象のサイズにあった道具を揃え手入れをしていくことが大事だなと実感します。

この先は樹木や下草を更に植え、お庭の一体感と石の格好良さが滲み出るように据えます。敷地内に灯篭や石の水鉢などもあったので取り入れて、より味わいが出てほっとするような、喜んでもらえるお庭となるように作業を続けていきます。

造園作業、序盤

造園作業中、途中経過①

造園作業中、途中経過②

造園作業中、途中経過③

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