古材のアプローチの補修

今回はアプローチの改修工事です。

アプローチは古材（昔の家の土台）を並べたもので、所々隙間があり、段差もあって危ないということで、この隙間をなんとか埋めれないか？

というのがご依頼内容でした。

下の写真が改修前のアプローチになります。

【玄関前】

【玄関手前】

確かに隙間が多く、危ないです。

施主様は、足元の悪い夜にはよく躓いていたそうです。

で、溝の方なんですが、今回は木曽石の石張りで埋めることにしました。

まずは古材の傾きを修正し、高いものは一回取り外して据え直したりしました。

溝は上の写真のように砕石を敷き、木曽石を加工しながら埋めていきました。

【玄関前】

玄関前には大きめの木曽石を入れました。

目地には化粧用の目地剤を施しました。

目地剤を入れると意匠性（見た目）が良くなりますね。

木曽石は面が平かつ高級感のある石材です。

古材との相性もよく、修繕前の状態よりもかなり良い感じになりました。

水で濡らすと艶やかな色を出しますね。

コンクリートでは出せない雰囲気です。

入り口にはコンクリのスロープも設置し、自転車も入れられるようになりました。

施主様にも大変喜んでいただき、改修工事も成功したかなと思えました。

適当とは言わないまでも、中途半端な施工で逆に歩きにくいアプローチはよく見かけます。

修繕のやり方は現場に応じてケースバイケースですが、今回はその一つとして参考にしてただければ幸いです。

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