2018.09.25
マツモグリカイガラムシ
マツと言えばこのカイガラムシ。
マツモグリカイガラムシ!
今年は猛暑の影響で毛虫類は少ないように感じましたが、
このカイガラムシは相変わらずの量という感じでした。
名前を聞いてもぴんと来ない方も多いかと思いますが、
マツモグリカイガラムシはその名の通りマツ系の木に着く吸汁害虫です。
下の写真のような綿状の卵のう(卵の入った袋)を枝や幹の付け根に産み付けます。
【卵のうとみられる物質】
孵化した幼虫は目に見えないくらいの大きさで、動き回り、
針葉基部や幹、枝の割れ目、粗皮下の内樹皮に定着します。
被害を受けた枝は奇形成長(フラッキング)し、ねじれたり下垂したりします。
また、枝の表面は鮫肌状に荒れてしまいます。
このような症状が見られる場合、対処をしなければ植木は弱り、
最悪の場合枯れてしまいます。
対処・防除に関しては、マツモグリカイガラムシは年二回、春と秋に孵化するため、
この孵化時期を狙って薬剤を散布することが効果的です。
具体的な時期は5月と9月で、薬剤はスプラサイト乳剤を1000倍に薄めて使用するとよいでしょう。
一回だけでは心配という方は10日間隔で散布しましょう。
(参考:https://www.pref.nagano.lg.jp/ringyosogo/joho/minigijutsu/documents/mini37.pdf)
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